伝統凍頂烏龍茶を愉しむ会 2008.4.22 in茶趣茶樂
4/22(火)、伝統凍頂烏龍茶を愉しむ会を開催しました。
凍頂烏龍茶は今から120年ほど前、中国福建省の武夷から林鳳池という人物が、苗木を故郷の凍頂に持ち帰ってきたのが始まりといわれている歴史の古い台湾を代表する烏龍茶です。
今回は昔ながらの伝統製法にこだわった3種類の凍頂烏龍茶をご紹介し、じっくりと飲み比べていただきました。
まずは入荷したばかりの凍頂烏龍茶です。
近年の凍頂烏龍茶はすっきり飲みやすい軽発酵のお茶が増えていますが、このお茶は比較的発酵度が高めで、焙煎も丁寧にかけられており、昔ながらの凍頂烏龍茶に近いイメージです。甘みある花蜜のような香りとほのかな香ばしさを味わっていただきました。
2種類目はとっても貴重な【私蔵茶】伝統凍頂烏龍茶2001年春茶です。
このお茶は少量のみの入荷で、この先このレベルの凍頂烏龍茶を飲むことができるのかなぁ〜、と思わせるほどの逸品です。
昔ながらの凍頂烏龍茶の産地【鳳凰村】で栽培された上質な茶葉をしっかりと発酵させ、焙煎もしっかりとかけてある伝統的な中発酵・中焙煎の伝統凍頂烏龍茶です。茶湯がきれない黄金色で、果実の蜜を思わせる香りがあります。味わいはどっしりと濃厚で、飲んだ後に甘さが喉元に蘇ってくる感覚(回甘)の力強さがこのお茶の特徴です。口の中いっぱいに広がっていく甘い余韻をゆっくりとお愉しみいただきました。
最後に1983年産の珍蔵伝統老凍頂烏龍をお召し上がりいただきました。
このお茶は凍頂烏龍の代表的な産地【永隆村】で作られ、20年以上寝かせた希少価値の高い老茶です。棗(なつめ)の砂糖漬けのような濃厚な甘みが楽しめます。寝かせたお茶独特の陳香、やさしく深い味わい、伝統凍頂らしいしっかりとした回甘(甘い余韻)をお愉しみいただきました。
スイーツはイチゴソースで彩った杏仁豆腐イチゴソース添えをご用意しました。イチゴの程よい酸味が濃厚な杏仁豆腐にマッチします。
今回のお茶会は昔ながらの伝統製法にこだわって作られた凍頂烏龍茶のみをご紹介させていただきました。伝統凍頂烏龍茶の力強い余韻と25年以上寝かされた伝統老凍頂の個性的な陳香が印象に残られたようです。
現在市場に出回っている多くの凍頂烏龍茶には今回味わっていただいたお茶のような伝統的な特徴は失われつつあります。味の流行や、盛んに行われているお茶のコンクールの影響などが大きいようです。
昔ながらの伝統的な凍頂烏龍茶のすばらしい味わいを大切に残し続けてほしいと願うばかりです。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。